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学会紹介

理事長からのご挨拶

人と地域のために最先端の予防歯科を提供します

理事長 森田 学

一般社団法人 日本口腔衛生学会理事長
岡山大学大学院医歯薬総合研究科
森田 学

平成29年6月から2年間、一般社団法人 日本口腔衛生学会理事長を務めさせていただきます。「衛生」とは「生を衛(まも)る」という意味です。「生」は単に生きることではなく、活き活きとした生活を楽しむことです。口腔衛生学会は、生涯を通じて活き活きとした歯・口を衛り続けるためにどうすればよいのかを科学的に追及し情報発信してきました。口腔衛生という言葉ではイメージがつかめないかもしれません。今風に言えば、「予防歯科」です。

歯科の2大疾患といえば、いうまでもなくう蝕(むし歯)と歯周病です。小児~児童期のう蝕は減少しています。ところが、う蝕に罹患した児童の割合には地域格差があること、また同じ地域内でも家庭環境による格差が著しく広がっていることが新たに指摘されるようになりました。働く世代、子育て世代では、歯周病リスクが高くなります。そして歯周病は、心疾患や糖尿病など生活習慣病を憎悪させる要因の一つです。

歯と口の健康を機能面から考えます。噛まない子供、噛めない子供の増加が危惧されています。高齢者になっても、歯は沢山残る時代になりました。機能する歯が多く残る高齢者では、認知症や転倒リスクが低いといった報告は、今では当然ように受け入れられています。素晴らしいことです。しかし反面、多くの歯が残っているが故の悩み(歯や歯ぐきの痛み、介護が必要になった高齢者の口腔清掃の難しさ)など、新たな課題も出てきています。

このように口の中という狭い世界ですが、課題の尽きることはありません。そして、それは常に社会の変化、時代の変化に連動します。口腔衛生学は、歯や口の健康問題を社会環境、時代背景との関わりでとらえ、病気を予防し、さらには「もっともっと健康になる方策」を探ることを目的とします。そして、個人の疾病予防を目的とするばかりでなく、健康な街・健康な職場づくりに向けて、最先端の予防歯科的知識・技術を提供します。

私の職場は大学病院の予防歯科診療室です。健康になろうという明確な目的意識をもって来院される方の目は輝いています。大きな病気を抱えた方もおられますが、悲嘆することなく、人生を積極的に乗り切ろうとする決意がうかがえます。そのような人(患者)を予防歯科の専門家として支援します。本会には、行政、基礎医学、社会医学の専門家も多くいます。それぞれの立場で知恵を出しあって、健康社会の実現を目指します。

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一般社団法人日本口腔衛生学会とは

本会、一般社団法人日本口腔衛生学会(Japanese Society for Oral Health)は口腔衛生学の進歩と発展を図り、もって国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的(定款第3条)として設立されている。1952(昭和27)年に口腔衛生学会としてスタートし、1980(昭和55)年に日本口腔衛生学会(Japanese Society for Dental Health)と改称した。2008(平成20)年に有限責任中間法人として法人化を行い、2009(平成21)年に一般社団法人へ移行した。平成23年に学会英語名称の変更を行い、現在に至る。

本会はそのために次の事業を行うことになっている(第3条)

  1. 学術大会の開催
  2. 研究発表会,講演会および講習会などの開催
  3. 機関誌その他の刊行物の刊行
  4. 学会認定医制度等に関する事業
  5. 調査ならびに合同研究
  6. 国際交流に関する事項
  7. その他本法人の目的を達成するために必要な事業

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