内容紹介
先生のお近くに「乳歯は生えかわるから、永久歯に影響はない」と甘く考えている保護者はいらっしゃいませんか?乳歯の時期にこそ保護者と小児歯科医が適切な歯の管理を行い、子ども達に正しい生活習慣を身に付けてほしい時期なのです。
子ども達は大人と違い、口の中の異常をうまく表現できません。そのため、本人以上に保護者への説明と治療に対する理解、インフォームドコンセントが重要となります。歯科医師にとっては常識でも、保護者の方には十分に理解していただけないことがあります。小児歯科の大切さを保護者の方に知っていただくきっかけとして、また、治療時には説明用ツールとして、ぜひ本書をご活用ください。小児歯科医と保護者がどのような立場でかかわればよいのかをご理解いただくことにより、お互いの信頼関係もより深まっていくことでしょう。本書を子どもの健康な成長の一助としていただければ幸いです。