内容紹介
オーストラリアでは現在、約90%の国民が水道水フロリデーションによる歯科的健康、社会的、経済的恩恵を享受しており、この事業は政府の推奨事業になっております。
第Ⅰ章・第Ⅱ章では、2017年に国内最高権威機関・国立保健医学研究会議(NHMRC)が発表した、水道水フロリデーションとヒトの健康に関する公式声明ならびに46のQ&Aを掲載しました。第Ⅲ章では、0~8歳時を対象としたフッ化物適正摂取量(目安量)と許容上限摂取量の最新基準を、第Ⅳ章にはヴィクトリア州政府編「Water Fluoridation:question and answers(2009)」の翻訳版を掲載、オーストラリアの水道水フロリデーションを余すことなく紹介しています。
本書がオーストラリアにおけるフロリデーションの取り組みを学び、日本での水道水フロリデーション導入の階となれば幸いです。