内容紹介
ミルクフロリデーションはフッ化物配合歯磨剤やフッ化物洗口、および水道水フッ化物濃度調整が行えない地域でのう蝕予防の手段として、50年程前にスイスで始められました。現在では、5カ国80万人が参加する国際的プログラムに発展し、ミルクフロリデーション計画は子どもを主対象とした学校保健プログラムに定着、WHOの協力のもと、う蝕予防に大きな効果をあげています。
多くの研究により、有効性が提示されたミルクフロリデーション。地域・国家レベルで公衆衛生計画を立案の際には基本指針として、また、実施基盤の整備・拡大の科学的根拠を知る一助として、ミルクフロリデーション計画の評価のための基本指針を提供する本書をぜひご活用ください。