ICUにおける口腔ケア ~わが国でのエビデンス構築をめざして~
編・著 岸本裕充・梅田正博/監修 一般社団法人 日本口腔ケア学会

内容紹介
ICU という、特殊環境下で口腔ケアを充実させる意図とは?
本書はICU での口腔ケアを充実させ、人工呼吸器関連肺炎(VAP)を予防することを一つの目的として執筆
されました。ICU における口腔ケアは、気管チューブやバイトブロックが装着されていることから、歯や粘膜
の観察さえ容易ではありませんが、適切なケアには「的確な評価」が前提となることを踏まえ、アセスメントの
重要性に多くのページを割いた作りといたしました。
(一社)日本口腔ケア学会監修のもと、医療現場で行われているさまざまな口腔ケアを網羅的に記載している
ため、今後のエビデンス構築を目指す研究にも役立ちます。
本書を読まれた関係者により、真に有効な口腔ケアが確立される一助となれば幸いです。
掲載内容
第1章 口腔ケア前に的確なアセスメント
- 全身の評価
- 口腔のアセスメント
- 嚥下および栄養の評価
- 菌量測定
第2章 適切な口腔ケア技法
- 日米の口腔ケアの比較
- 口腔ケア術式の詳細(グッズの選択および口腔清掃のコツなど)
- 術式詳細(口腔清掃以外)
第3章 対象・場面別口腔ケア
- 気管切開患者の口腔ケア
- 出血や高度乾燥など口腔ケアが難しい場合
- NPPVの場合
- 新生児(NICUでの口腔ケア)
第4章 ICUでの口腔ケアの質の向上・成果を上げるために
- ICUでの口腔ケアに期待すること -VAP,VAEの知見も含めて-
- VAPサーベイランス
- 歯科との協力 周術期口腔機能管理の活用
詳細情報
ページ数 |
148ページ |
ISBN |
978-4-89605-374-6 |
版型 |
B5判 |
初版年月日 |
2021年6月28日 |

- 協会出版物
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