日本老年歯科医学会監修 高齢者歯科診療ガイドブック
日本老年歯科医学会 監修

内容紹介
超高齢社会の高齢者歯科医療とは?
高齢者歯科患者の状態に見合った歯科診療を実施するための一冊。
高齢者の口腔内環境は必ずしも良好とは言えず、また心身の変化にも大きな個人差があります。口腔疾患以外にも複数の問題を抱える患者の希望に応えるため、高齢者歯科診療の最前線で活躍されている執筆者が一丸となり、日常診療における示唆を多数記載いたしました。
歯科医師・衛生士だけでなく、医師・看護師・保健師・言語聴覚士など、増え続ける高齢者歯科診療と向き合う皆様へ、本書が答えのひとつとなり、役立てば幸いです。
掲載内容
第Ⅰ章 超高齢社会における歯科診療システム論
①歯科診療の現状と将来
②診療の流れ
③チームアプローチ・協働
第Ⅱ章 高齢者の特徴
①身体的な特徴
②口腔の老化
③心理的・精神的な特徴
第Ⅲ章 安全の確保
①全身管理
②問題発生時の対応
第Ⅳ章 高齢者の歯科診療
①歯科治療の基本方針
②口腔外科学からみた特徴とその診療方法
③オーラルメディシンからみた特徴とその診療方法
④歯科保存学からみた特徴とその診療方法
⑤歯科補綴学からみた特徴とその診療方法
⑥歯科麻酔学からみた特徴とその診療方法
第Ⅴ章 歯科診療の実際
①外来における歯科診療─外来通院患者の現状と問題点への対応─
②医療施設(病院)における歯科診療
③施設における歯科診療
④居宅における歯科診療
第Ⅵ章 摂食・嚥下障害
①摂食・嚥下障害の基本的知識
②摂食・嚥下障害に対する歯科的アプローチ
③食事に対する指導
第Ⅶ章 歯科受診を妨げる要因と対応
①歯科受診を妨げる要因
②移動手段の確保
③診療室・診療台への移動・移乗の方法
④車いすの利用可能な診療施設
第Ⅷ章 歯科治療時にみられる問題と対応
①1歯残存症例への対応 抜歯か保存か
②在宅における摂食・嚥下障害患者への対応
③重度の認知症患者への対応
④脳血管障害患者への対応
⑤カンジダ症患者への対応
⑥口腔乾燥を訴える患者への対応
⑦痛み・麻痺を訴える患者への対応
詳細情報
ページ数 |
240ページ |
ISBN |
978-4-89605-263-3 |
版型 |
B5判 |
初版年月日 |
2010年5月25日 |

- 協会出版物
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