OHブックスシリーズ

掲載内容

第一章　口腔外科医からグローバルヘルス専門家へ、二つのキャリアを経験して

1. フランス語との出会い
2. 歯学部教養課程の頃 ―地域保健と神経生理学への誘い
3. なぜ口腔外科専門医を目指すことになったのか
4. 口腔外科学講座における研修時代
5. 総合病院歯科口腔外科勤務の経験 ―北山誠二先生のこと
6. 大学の助手時代 ―研究を始める
7. なぜフランスに留学することになったのか
8. フランスの大学病院「口腔病・顎顔面外科」での研修（一）アンテルヌの生活
9. フランスの大学病院「口腔病・顎顔面外科」での研修（二）エイズと口腔内科
10. 口腔外科専門医からグローバルヘルス専門家へ（一）「エイズと歯科診療」
    
11. 口腔外科専門医からグローバルヘルス専門家へ（二）口腔粘膜疾患の疫学研究
    から口腔がんスクリーニングへの道
12. 口腔外科専門医からグローバルヘルス専門家へ（三）プノンペンへの医療支援
    と東南アジアにおける口腔粘膜疾患疫学調査
13. 口腔外科専門医からグローバルヘルス専門家へ（四）カンボジア地域保健支援
    と国立国際医療センター国際医療協力局との出会い

第二章　グローバルヘルスの現場から見えたこと ―開発援助が必要な人た
ちに届くために

1. 国立国際医療センター国際医療協力局に着任して ―グローバルヘルス専門家とし
   てのキャリアの第一歩
2. ミレニアム開発目標から取り残された国の保健省大臣官房執務室から
3. 女性の尊厳を取り戻す―アフリカにおける「女性に敬意を払った出産ケア」
4. 命と健康は自立した国の行政によって守られる ―開発支援の功罪
5. 他者の苦しみへの責任
6. アフリカにおけるケアの質と多部族コミュニティ
7. 「死ぬ病院」から「生きる病院」へ
8. 医療資源の乏しいアフリカの田舎の出産ケア
9. 妊産婦死亡を防ぐための作戦会議
10. 開発援助が必要な人たちに届くには
11. 「女性に敬意を払った出産ケア」の拡がり
12. 人道的アクション ―無名のデニ・ムクウェゲたち
13. アフリカへの長い旅の終わりに

第三章　アフリカにおける病院サービスの質改善の挑戦 ―日本型マネージ
メント5S‒Kaizenをアフリカの病院変革に適応して

1. 資源の乏しい開発途上国における日本型マネージメントによる保健サービスの質
   改善の挑戦 ―アフリカの保健施設における公平なサービス提供のために
2. マダガスカルで芽吹く5S‒Kaizen‒TQMを通した患者中心の医療
3. ５Ｓ活動を全科、全員で推進するマリ共和国の州立病院
4. 国家予算の乏しいコンゴ民主共和国国立病院院長が選んだ日本式経営

第四章　グローバルヘルス専門家の働き方 ―私の事例、とくに政策顧問の経
験から

1. 国際協力機構（ＪＩＣＡ）長期専門家歴 ―グローバルヘルスの学びの蓄積
2. グローバルヘルス専門家という仕事へのモチベーション・問題意識
3. グローバルヘルス専門家の仕事の仕方 ―プロセス・コンサルテーション
4. グローバルヘルスにおける政策提言の考え方
5. どのように政策提言をしてきたか
6. 政策提言のために蓄積してきたこと ―保健システム強化技術協力サイクル
   （ＩＭＣＪ／ＪＩＣＡ）

第五章　グローバルヘルスを仕事にする ―若い人たちへ

1. グローバルヘルス専門家には誰がなるか
2. 歯学部で学ぶ若い人たちへ
3. 現場に行くということ ―コミットメントについて

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