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OHブックスシリーズ

OHブックス⑰ 口腔衛生学の歩みと共に -エナメル・バイオプシーからサルトジェネシスへ-

中垣晴男

画像:OHブックス⑰ 口腔衛生学の歩みと共に -エナメル・バイオプシーからサルトジェネシスへ-

内容紹介

 本書は著者・中垣晴男先生が愛知学院大学口腔衛生学講座に入室し、退職するまでの42年間、口腔衛生学を学び、歩んだ道について述べながら口腔衛生学について解説した物語です。
 中垣先生の42年間の足跡を辿ること、それは同時に口腔衛生学の歩みを学ぶことでもあり、口腔衛生学がさらに歯や口腔の健康づくりに寄与するための道を探索することでもあります。ぜひ本書から、口腔衛生学の今後の活動やヒントを得ていただけましたら幸いです。

正誤表

価格:1,760円(税込)

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掲載内容

第一章 口腔衛生学を学ぶ

  1. 口腔衛生学への道
  2. 口腔衛生学講座入室からの10年
  3. リーズ大でのAbrasive micro-sampling法開発
  4. Abrasive micro-sampling法の研究と臨床・教育
  5. 8020調査と学会活動
  6. サルトジェネシスとの出会い
  7. 愛知県における歯の健康づくり
  8. 歯科衛生士および保健師、養護教諭の博士(歯学)の誕生
  9. 「専門家」としての責任

第ニ章 「歯は生きている」を学ぶ研究

  1. エナメル質表層のフッ化物イオン濃度曲線の比較
  2. 女性のう蝕経験
  3. エナメル質表層のフッ化物イオン濃度は年齢によって変化するか
  4. 歯のフッ化物の取り込みは一生続くか
  5. セメント質フッ化物イオン濃度分布に個人パターンはあるか
  6. 歯石と顎のフッ化物イオン濃度分布をみる
  7. 歯が生きていることの大切さ
  8. 朝日町における水道水フロリデーションとは
  9. フッ化物イオンは胎盤を通過するか
  10. 歯科衛生士のフッ化物塗布教育
  11. 小児のフッ化物先口時間
  12. 矯正歯科患者の口腔機能回復とフッ化物
  13. エナメル質の再石灰化現象の発見は誰?
  14. サメの歯でウロコが落ちる
  15. 脱灰部の再石灰
  16. う蝕活動試験法としてのエナメル質生検法
  17. ステファン・カーブと人による個体差
  18. グルコース・クリアランスと歯種
  19. 清涼飲料水中の砂糖・糖量の測定

第三章 歯の健康づくりと地域活動

  1. 8020への支援手段(ルート)
  2. 住民の歯の健康づくりと支援方法の費用効果
  3. 児童・生徒の歯の健康づくりと方法
  4. 児童・生徒の歯の健康づくりと生活習慣
  5. 高校生の生活習慣とHPVの保有率
  6. 要保護児童の歯と口腔の健康づくりと生活習慣
  7. 職業による歯の健康格差
  8. 産業従業員の歯の健康づくり
  9. 歯周病罹患とBMI、糖尿病と保有歯数

第四章 歯の健康づくりと社会

  1. 歯科医療の社会的イメージ
  2. 一般医科9科と歯科の社会的イメージ
  3. 8020調査と健康創造(サルトジェネシス)
  4. 8020者は長寿か?
  5. 8020とライフコース
  6. 8020とソーシャル・キャピタル
  7. 8020と国の健康力比較
  8. 8020と「川の上流・下流」の視点について
  9. 健康創造の前向き思考と8020との関係は?

第五章 歯科の専門家の役割

  1. 歯学教育の今後のあり方
  2. 生活習慣病リスクの予防と関連職種の連携
  3. 歯科衛生士の誕生
  4. ウィルキンスの歯科衛生士教育への熱意
  5. 日本の歯科衛生士の認知度
  6. 世界と日本の歯科衛生士教育の比較
  7. ビビーの潜在脱灰能と専門家の責任
  8. 日本におけるデンタルフロス
  9. 歯科定期チェックの大切さ
  10. ニホンカモシカから歯科医師の教育を考える
  11. "Learning to be"と歯学教育
  12. 恩師の一面

詳細情報

ページ数 284ページ
ISBN 978-4-89605-351-7
版型 新書判
初版年月日 2018年10月22日

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