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大会長挨拶

第53回春季日本歯周病学会学術大会
大会長 國松和司
(岩手医科大学歯学部口腔機能保存学講座歯周病学分野)

第53回春季日本歯周病学会学術大会を平成22年5月13日~15日に,岩手県盛岡市の「盛岡市民文化ホール」および「いわて県民情報交流センター(アイーナ)」にて開催致します。大会を担当させて頂きます岩手医科大学歯学部口腔機能保存学講座歯周病学分野一同を代表しまして,本大会の特色および意義についてご紹介します。

特定非営利活動法人である日本歯周病学会は50有余年の歴史をもつ歯科医学を探求する学術研究団体で,国民病である歯周病を主に研究対象とし,春と秋の年2回学術大会を開催しています。本大会は昭和57年以来二度目の岩手県での大会となります。桜の開花の季節を終えたばかりの清々しい春の好天の時期に学術大会を開催させて頂けますことは望外の喜びであり,また,学術大会に多数の皆様をお迎えできますよう,目下関係者一同,粉骨砕身の思いで準備しております。

この大会が歯周病撲滅の契機となり,皆様にとりましての熱いディスカッションの機会と場を提供できますように,岩手での大会は強く,また高いテーマ性を掲げて開催します。

本学術大会のテーマは「歯周病研究フロンティア ―輝ける歯周治療を目指してー」で,歯周病を口腔への微生物の感染から,それに対する宿主の免疫応答,その防御システムの観点から再考するために,自然免疫と宿主応答に関し,まさに世界のトップの研究者による特別講演とそれを受けてのシンポジウムによる論議,高いエビデンスに基づく最新の知見を理解し整理した後,日本有数の歯周病専門医による重度歯周炎患者の治療を通しての術者の情熱と高いレベルの歯周治療の紹介(特別講演),さらに,歯周治療をサポートする診療技術および機器の進歩に関するシンポジウムと,一連のストーリーに沿ったテーマ性のある学会期間を目指します。他にもAAP副会長の講演を始め充実した企画内容で記憶に残る大会にしたいと考えています。また,デンタルスタッフにとっても良き研鑽の場となるように,さまざまなプログラムを企画しています。

文化人を多数輩出した南部藩城下町の盛岡の地にて,皆様の心に永久に残るようなシーンを焼き付けて頂ければ幸いです。盛岡は自然に育まれ,食を堪能でき,また,きれいな水とおいしい地酒にも恵まれています。学会場では熱い討論を,会場の外では城下町の雰囲気の残る盛岡市内散策および近郊の国立公園や温泉湯治場巡り等々で,一生の想い出作りをなさってみませんか?多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。

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