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会長挨拶

大会長 吉田 和市

この度、第38回日本歯科麻酔学会総会・学術集会の会長に推挙いただき、2010年10月7日(木)、8日(金)、9日(土)の3日間にわたり、神奈川歯科大学および横須賀芸術劇場・産業交流プラザにおきまして学術集会の運営にあたらせて頂く事となりました。もとより微力でございますが、全力でこの重責を果たす所存です。

横須賀の地で開催されますのは、1975年の第3回総会・学術集会以来35年ぶりとなりますので横須賀に初めてお越しになられる会員の方々も多いのではないかと思います。わが国の歯科界における日本歯科麻酔学会の今後を見据えながら少しでも会員のお役に立てるような企画を盛り込む予定です。

今回掲げましたメインテーマは「広げよう歯科麻酔医の活躍の場」です。

口腔外科の手術で麻酔を行う事だけが、歯科麻酔の役割ではありません。近年、高齢化社会・高度医療社会の到来とともに、高齢者、なかんずくハイリスクな患者さんの歯科受診が多くなってきております。歯科麻酔の知識・経験を生かし、いかに安全で質の高い歯科医療を提供するかは歯科麻酔医の本来の役割であり、それはすべての歯科医師に課せられた永遠の課題です。

また昨今、口腔疾患と全身疾患との関連も指摘されております。これらの幅広いニーズに応えるには歯科麻酔の関与は欠かせないものです。

今回3日間を通して、(1) 特別講演 諏訪邦夫先生(帝京短期大学教授)「知られざる長距離飛行の危険:飛行機の中で眠ると?」、(2) 教育講演 磯野史朗先生(千葉大学医学部准教授)「歯科麻酔科医に最も必要な知識:上気道維持・反射のメカニズム」、(3) 久保田康耶記念講演 染矢源治先生(新潟大学大学院医歯学総合研究科)「患者から学びつつ、患者と共に歩んだ40年-昨日、今日、明日-」、(4) 宿題報告 小長谷光先生(東京医科歯科大学准教授)「カテーテル留置型伝達麻酔法の開発とその臨床的意義」、(5) 学術シンポジウム)①「顎顔面領域の難治性疼痛を考える」―どのようにアプローチするか― ②医療全体の中での口腔ケアと歯科医師の役割、(6) 一般演題 (ポスター)とそれぞれの会場ごとにテーマを設定して、内容が会員の先生方に直接役立つものになるよう企画しております。

さらに今回の目玉として、市民公開講座 落合亮一先生(東邦大学医学部教授)「21世紀の国民病-睡眠時無呼吸症候群について」を予定しております。本学会の役割として、歯科麻酔学の発展を担保に社会のニーズに応えるための歯科医師の育成を重点課題としております。

最後に、本学会が皆様にとって実り多いものとなりますよう多数の演題、ご参加のご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

第38回日本歯科麻酔学会総会・学術集会 会長 吉田 和市
(神奈川歯科大学生体管理医学講座麻酔科学分野 教授)

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