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歯科医学 - 基礎

水道水フロリデーション

田浦勝彦・小林清吾 著

画像:水道水フロリデーション

内容紹介

 むし歯予防として、フッ素入り歯みがきの使用や歯科医院でのフッ素塗布など、フッ化物の応用がすすんでいます。しかし、フッ化物によるむし歯予防方法として最も有効な「水道水のフッ化物濃度調整」については、あまり知られていないのが現状です。
 本書では「水道水フロリデーション」とよばれるこの水道水フッ化物濃度調整について、「水道水フロリデーション」とは何なのか、むし歯や歯周病予防にどのように有効なのか、安全性に問題はないかなど、豊富な文献のもとに網羅的にまとめています。難解な歯科用語は避け、平易な文章をわかりやすくまとめ、歯科関係者だけでなく一般の方にも読みやすい内容といたしました。
 本書をお読みいただき、歯の健康について考える契機にしていただけますと幸いです。

価格:2160円(税込)

掲載内容

第一章 歯の健康づくりとフッ化物

  • 一 むし歯予防の大切さ
  • 二 むし歯の原因と予防方法
  • 三 フッ化物は自然環境物質である
  • 四 フッ化物のむし歯予防メカニズム

第二章 水道水フロリデーションとは何か

  • 一 水道水フロリデーションは自然が教えてくれたむし歯予防方法
  • 二 近代における四大公衆衛生施策の一つ
  • 三 疫学研究に導かれた発見
  • 四 水道水フロリデーションの特長

第三章 水道水フロリデーションの歴史

  • 一 事の始まりは奇妙な歯への関心
  • 二 謎は水の中に潜む-斑状歯のある人にむし歯が少ないわけ
  • 三 全米21都市の疫学調査と最適フッ化物濃度の発見
  • 四 世界初の水道水フロリデーション都市の誕生
  • 五 水道水フロリデーションの普及の時代へ

第四章 水道水フロリデーションの有効性

  • 一 初期の水道水フロリデーション導入後の有効性
  • 二 水道水フロリデーションの有効性に関する研究成果
  • 三 乳歯むし歯に対する水道水フロリデーションの予防効果
  • 四 成人と高齢者に対するむし歯予防効果
  • 五 拡散効果と希釈効果
  • 六 フロリデーションのむし歯予防メカニズム

第五章 水道水フロリデーションの安全性

  • 一 安全性に関する考え方
  • 二 フロリデーションと全身の健康
  • 三 フロリデーションと歯のフッ素症

第六章 水道水フロリデーションの技術

  • 一 浄水場の仕組み
  • 二 水道水フロリデーション装置
  • 三 水道水フロリデーションとフッ化物の種類
  • 四 水道水フロリデーション装置と使用フッ化物の安全性
  • 五 水道水フロリデーションと環境
  • 六 フロリデーションのコスト

第七章 世界の水道水フロリデーションの普及状況

  • 一 世界の水道水フロリデーションの普及状況
  • 二 米国
  • 三 オーストラリア
  • 四 ニュージーランド
  • 五 韓国
  • 六 アジアの普及状況-シンガポール・中国香港行政区・マレーシア
  • 七 食塩フロリデーションの選択

第八章 日本における水道水フロリデーション

  • 一 京都山科地区
  • 二 沖縄本島
  • 三 三重県朝日町
  • 四 天然フッ化物至適濃度地区
  • 五 日本の中の米国-米軍基地フロリデーション
  • 六 わが国のフロリデーションの実現に向けて取り組んだ人々

第九章 健康社会と水道水フロリデーション

  • 一 新公衆衛生運動の展開とヘルスプロモーション
  • 二 水道水フロリデーションとヘルスプロモーション
  • 三 健康格差解消と水道水フロリデーション
  • 四 健康日本21と公衆衛生
  • 五 GOING UPSTREAM-上流へ向かえ
  • 六 まとめに代えて-健康社会とフロリデーション

詳細情報

ページ数 196ページ
ISBN 978-4-89605-297-8
版型 A5判
初版年月日 2013年8月23日

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