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大会長挨拶

大会長 杉﨑正志(東京慈恵会医科大学歯科)

大会長 杉﨑正志

この度、第23回一般社団法人日本顎関節学会総会・学術大会を東京慈恵会医科大学歯科が担当させていただき、昨年と同様に東京江戸川区の「タワーホール船堀」にて2010年7月24日と25日に開催いたします。本学会は1980年の第1回顎関節研究会から30周年を迎え、平成20年12月1日には一般社団法人に変更いたしました。本学会は学際的学会として各科臨床科と基礎の先生方が一堂に会し、活発な議論が交わされる学術集会であり、海外からも注目されており、本年9月には第1回 Asian Academic Congress for TMJが韓国で開催されました。また日本歯科医学会からは2007/2008年の第1回プロジェクト研究として「顎関節症の診療ガイドライン作成」の中心学会として任命を受け、そのまとめを行いました。

本総会・学術大会は「温故旧守・格知日新」:『格知』は格物致知の略で、物事の道理や本質を追い求めて知識を深め、『日新』は日々向上していくことをメインテーマとし、特別講演をはじめ、教育講演、リフレッシュセミナー、ハンズオンセミナー、市民公開講座などを開催いたします。特別講演にはRichard Ohrbach先生(Buffalo The State University of New York口腔診断学教授)に顎関節症の行動療法についてご講演をお願いする予定です。リフレッシュセミナーやハンズオンセミナーでは研究者のみならず、一般開業の先生方にも有益になる新知識の提供と基礎知識の確認として様々な企画を予定しています。さらにシンポジウム形式として診療ガイドライン委員会による顎関節症初期診療ガイドラインおよび日本歯科医学会プロジェクト研究による顎関節症の診療ガイドラインへの研究結果報告を予定しております。

一般講演は従来どおり口演とポスター発表を行う予定です。ポスターは今までとは異なり、可及的夕方にセッション時間を用意して、より活発で楽しいセッションにしたいと考えています。また市民公開講座には市民の方々に有益となる題材を予定したいと考えております。

会場のタワーホール船堀は江戸川区船堀にあり、千葉県との境で、都心とはいえませんが、金魚の古里、江戸風鈴などの伝統工芸、地下鉄博物館などもあります。昨年に引き続いて同じ場所ですので、迷わずにご来場いただけると思います。昨年同様に会場はクールビズが実施されると考えますので、ネクタイや上着は無しにいたします。近隣には東京ディズニーランド、浅草、骨董市で有名な富岡八幡宮などがあります。活発な学会と致したく存じますので、皆様のご参加とご協力をお願い申し上げて、ご挨拶に代えさせていただきます。

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