Japanese Society for Disability and Oral Health

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理事長挨拶

理事長

令和とともに学会のさらなる飛躍へ

一般社団法人日本障害者歯科学会理事長 弘中祥司

令和最初の年が明けました.令和とともに,本学会も飛躍の年にしたいと考えております.昭和の時代に産声をあげた本学会は,研究会という形からスタートし,平成の時代に地域歯科医師会の口腔保健センターの整備,各大学における障害者教育の充実,韓国や台湾との交流事業,そして『障害者歯科学』という教科書から『スペシャルニーズデンティストリー』という学会監修の教科書の出版そして改訂,さらにそれに伴う歯科医師国家試験における出題基準の整備を経て,現在では5,000名を超える会員数(正会員・準会員を含む)を有する学会へと変貌しました.これもひとえに,本学会の在り方に対する国民からの期待が大きいからであり,そのためにもさらなる変革が必要な時期が到来したと考えております.現在,公益社団法人化の作業,診療ガイドラインの整備,そして専門医機構へのヒヤリング,障害者歯科医療の実態調査等,急ピッチで進められております.

一方で,日本歯科医学会連合より,本学会を含む老年歯科,有病者歯科は「総合歯科専門医」に包括されるとの知らせが年末にありました.国民目線から,障害者にとって分かりやすい専門医を目指していた本学会においては,寝耳に水以外に他ならず,今後,日本歯科医師会や日本老年歯科医学会,日本有病者歯科医療学会と連携して,「特別な配慮が必要な患者」への総合歯科医像を検討することになります.本学会の会員の先生方には,ご理解頂ける場を設けたいと思っております.

さて国外に目を向けますと,本年は9月23~26日にメキシコ・アカプルコで第25回国際障害者歯科学会(iADH)が開催されます.前回のUAEドバイでの我が国の参加者は100名超でした.今回自分はiADHの理事長としての6年間の任期を終了することとなります.新しい我が国のリーダーシップを引き継いで頂ける人を待ち望んでおります.東京オリンピックの後,私たちも語学力を高めて,是非とも国際学会での発表を積極的に行って頂きたいと思います.

最後になりますが,昨年は大学の開催として,朝日大学の玄教授に岐阜市で盛大な学会を運営して頂きました.2,500名ほどの参加者があったと伺っております.長良川のほとりで,晴天に恵まれた岐阜ならではの楽しみを参加者の皆さんは堪能されたのではないかと思います.そして今年は,関東地方会の宮城先生を大会長として横須賀での開催となります.地方会主催での最初の大会となりますが,関東地域協力して,新しい試みを企画していることを伺っております.皆様の御参加をお待ち申し上げております.

おかげさまで私の理事長職も2期目に突入することとなりました.移りゆく時代の中で,新しい未来を皆様と一緒に作り上げられたら良いなと,心より願っております.来年は日本歯科医学会総会および日本障害者歯科学会,第2回AADOH(アジア障害者歯科学会:柿木大会長)併催の年となります.より良い学会の運営を目指して,本年も日本障害者歯科学会を何卒よろしくお願い申し上げます.

令和2年1月

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